コロナによって、確かに…確実に披露宴は減っている。婚礼業界の崩れ。
でも、コロナのせいで結婚をしないわけではない。
コロナによる婚礼事情の今の動きは、実は、結婚をするお二人には「一寸先は光」を表しているというお話を。
ブーケ専門・婚礼花専門店の一花千でございます。
コロナによって、確かに、確実に、婚礼業界は低迷してしまったわけなのですが、物事は「上がれば下がる」「下がれば上がる」と私は考えています。
下がったので、今度は上がるのですが、上がる方向が重要。
元の位置には戻らないと思いますし、戻らない方が良いと思っています。
だから、上がる方向が大事。
コロナ下のこの数か月にご相談をお受けしたカップルや、ブーケをお届けさせて頂いた花嫁様方々の声、行われている結婚式の動向を考察していくと、私も、何年も前から唱え続けてきた結婚式のやり方にシフトしているように思えます。
どういうことかと申しますと、
「結婚式をしよう!」と思ったカップルは、先ずは式場見学をする流れに乗ることになります。
この流れに乗ることは、結婚業界特有のトップダウンの流れに乗ることで、例えるなら、大きな川の上流に入ってしまうことです。
これはこれで、流れに乗って行けるので、ある意味では楽ですし、きれいに流されていくと思いますし、その方が良いというカップルもたくさん居られます。
が、流されていく間にも、結婚式経験者や他の花嫁様の話しを見聞きし、ふたを開けてみたら・・・のような状況になって、逆流したくなったり、他の支流に行きたくなったりする方もたくさん居ます。
でも、大きな川の流れに入ってしまったら、逆流や止まることは難しいですよね?
会場を決めてしまったら、その会場の流れに従っていくことになります。
今、「密はダメ」「パーティーはダメ」ということで、箱の決め方(会場・場所の決め方)が問題になっています。
ということは、「結婚式をしよう!」→「とりあえず会場見学に行く」=「会場を決める」ではなく、「結婚式をしよう!」→「何が大切?」「何がしたい?」を考える時間が生まれたことが大きな変化で、このことが結婚式をするカップルにとっては「一寸先は光」という状態になったわけです。
たらたら長くなりましたが(;^ω^)、端的に言うと、
会場がトップ(上)で、そこに、ドレス・ヘアメイク・花・食事・引き出物etcがぶら下がっているこれまでの流れではなく、会場も全てが横並びになった感じです。
もう一つの大きな変化は、東京や大都市で結婚式をするステイタスからの変化。
密を避け、大人数を集める結婚式披露宴を避ける傾向から、少人数結婚式・家族結婚式へと変化し、その結果、生まれたスタイルが、東京や大都市を出て、お身内を集めて地方で結婚式披露宴をするというやり方です。
ただ、現状は、まだまだコロナが猛威を振るっている最中では難しいですし、ご結婚されるご本人が、コロナ最前線で戦っている方も居られます。
次のブログで書こうと思いますが、
ハワイdeウエディング~が変化して、地方deウエディング~ という動きになっていることに注目したいと思っています。
感染者が増え続ける中で、来年の5月ごろにご結婚式を予定されている組が多いという数字も出ています。
延期をしていた組が集中していて、盛り上がる…というのが婚礼業界の見方ですが?
